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夏のどくしょかんそう文

なつやすみに入って、すでに2週間!

しかし、世間ではまだ一学期らしいですね。
どうりで弟が律儀に毎日どっかに行ってると思った。

このままじゃいけないと思ったので読書感想文書きます。

小学校高学年の時に読んだこの本
選ばなかった冒険―光の石の伝説 (偕成社ワンダーランド (17))選ばなかった冒険―光の石の伝説 (偕成社ワンダーランド (17))
(1997/04)
岡田 淳

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どんな話かというと、

主人公の学は夢の中で、プレイしていたTVゲーム「光の石の伝説」の世界へ迷い込んでしまう。
そこには通っている学校にそっくりのダンジョンが広がっていた。
そして学と同様に、その世界へ迷い込んだ学校の生徒たちがいた。
住人のハリネズミたちや犬顔の闇の王の兵士、光の石を持つ闇の王。
しかしハリネズミや闇の王の兵士たちにはある秘密が…って感じ。

なぜ「選ばなかった冒険」か?というと
ゲームのスタート画面でプレイするを選ばなかった、冒険を望まなかったにもかかわらず、命がけの戦いに巻き込まれてしまったから。

割とTVゲームに批判的というか、
ゲームはただ与えられた役割をこなしていく。
ゲームでは「敵」は問答無用で殺していく。
みたいなステレオタイプなゲームへの問題提起が鼻につくこともありますが、
それを除いてもファンタジーとしておもしろいです。

児童文学だけあって、夢の中で死んだら現実でも…
ってことはなく、夢の中でのことを忘れるだけです。
しかし、夢の中で一緒に戦ってきた隣のクラスのアイツ。
夢の中で知り合えたから友達になれた。
「ここは俺に任せて、お前は先に行け!」的な展開があるわけです。
しかし次の日、学校で会ったとき、アイツは俺のことを忘れていた…あぁ。
熱いですね!

割と設定も凝っていて、設定厨の自分はそこに惹かれたのかも。
武器も剣や魔法でなく、銃です。
夢の中で飯を食べても現実で飢えは満たされないように、
夢の中は夢の中で食糧を調達しなければなりません。
当然、食糧はハリネズミや敵の兵士たちも求めているわけで、
食糧のある場所は敵味方の集まる危険地帯です。
食糧補給を狙った待ち伏せもあります。
食糧と行っても給食ですが…

敵の兵士も意志のないモンスターではなくコミュニケーションも取れる。
しかし戦わなければいけない。
保健の先生も居るけど、現実のことは覚えてない。まるでゲームのキャラ。
学校そっくりなダンジョンがどこまでも広がっている奇妙さ。
この手の作品にありがちなように、
敵を倒してハッピーエンドでなくて、オチはこの世界のシステムの瓦解になるんですが。

戦い殺し合うことへの批判。
ゲームだからと言って、命が軽く扱われることへの批判。
推薦図書になるような児童書としては当然な流れでしょうが、
ゲームのセオリーに従い、攻略しようとした人物は失敗します。
命の大切さに気づき、間違ったこの世界をなくそうとした主人公たちは成功する。
ここら辺は宮部みゆきの「ブレイブ・ストーリー」なんかと同じで王道かもね。
僕はマンガ版の「ブレイブ・ストーリー」も好きです。全然話が違うし。

この世界を「楽しむ」ことを肯定的に描き、
アクションやバトルに関する描写をもっと盛り込めば今時のラノベでも通用するね!

この後にラノベと出会って、いくつもの冒険や危機を越えてきた今となっては
学園物ファンタジーとして描写が見劣るするのはたしか。
でも小学生の時には夢中になり、学校に似たダンジョンで目覚めることを夢見たものでした。
冒険に憬れてたという意味では、この本の主題を当時の僕は読み取れてなかったのかもしれませんが…
実際、当時の感想文には命の大切さを教えられた、みたいなこと書いたと思いますが、
この作品を好きになる人が気に入るのは「光の石の伝説」の劇中世界観じゃないでしょうか。
命をかけることを強制される怖さを教えようとしたのに、少年の胸を躍らせてしまう皮肉。
対象となる小学生には読み応えのある作品だと思います。

小学生のお子さんの感想文の題材にいかがでしょう?



余談ですが、人気が出ると巻数が伸びるのはラノベもマンガも一緒です。
まだ話の骨格ができていて、それを細かく描写してたら巻数が伸びたってならいいですが、
特に戦闘物の場合は人気に従って話を広げると、伏線とか作品世界の動きが単調になってしまいがちです。
一つのシリーズを長く続けるより、少ない巻数でキレイにまとまった作品を作る風潮が出てくるといいですね。
都市シリーズみたいに。

ブレイブ・ストーリー~新説~ (1) BUNCH COMICSブレイブ・ストーリー~新説~ (1) BUNCH COMICS
(2004/04/09)
宮部 みゆき

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学園物は学校で戦ってこそ、日常の学生生活の裏で戦ってるのはなんか違う。

文責 輻射/

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